カラー柔道衣に関するアンケート結果

回答数:26

●あなたは、カラー柔道衣に賛成ですか?
※武道としてでなく、スポーツの柔道として回答している方もいます。

はい・条件付きで賛成:16
いいえ       :8
どちらとも言えない :2

         <賛成・条件付きで賛成>


 柔道と言えども選手の個性をアピールしてもよいのでは。
 白に限るという考えは、今の時代に適応しにくいと思う。

 より、明るく、身近な印象になるのでは?
1.似たような体格の選手が試合をすると、遠くから見た場合、区別が付かない。
2.現在は、紅白のたすきなどで、区別する事が多いが、服装を直す時間が増えるような
 気がする。
3.武道としての柔道なら、当然白の柔道着になるが、先手のない筈の柔道が、積極的に
 せめなければ、反則負けになってしまうのだから、もはやスポーツ以外の何者でも無く
 なってしまっている。
  したがって、レスリングの様に見た目に分かりやすくする必要がある。
  (武道としての柔道は絶対に残さなければならないが)
4.審判をすると、一瞬のうちに決まる返し技などは、選手が二人とも畳の上で転がって、
 返した方が相手の下になったりする事があり、判定を間違えやすい。特に、奇麗に決まら
ない場合は、ぐちゃぐちゃと転がって行って、どっちが仕掛けた技か迷う事がある。
5.世界的に柔道人口は減っている(ヨーロッパの一部では増加しているが)ので視覚的
 に見ている人の興味を引き付ける何かが必要である。
  派手なスポーツが多い中で、柔道だけが地味さを、かたくなに守り続けていて、この
 ままでは柔道人口は減り続けてしまう。
  以上が主な理由ですが、考え方の基本は、「国際ルールによる柔道は武道では無く、
 スポーツである」という事です。

 観戦歴が短い私が言うのも何ですが、見にくいのでカラーもいいと思います。

 掲示板にも少し書きましたが、乱雑でしたのでもう一度整理してみます。
 柔道着の意匠に関しての私の理想は、全く制限が無く自由であることです。
 サッカーや野球の様にチーム毎にユニフォームを持つことです(もちろん、試合の正常
な進行を妨げるような形状、袖の長さ、裾の長さ、生地の厚さ、等の規制は、その正当な
理由から必要と思います)。
 これは、欧州の主張するカラー柔道着とは少し違います。
 それ故、あえて、どちらかと言えばと断りを書きました。
 理由は共通する部分が多いと思いますが、少し中途半端だと思います。
しいて言えば、私の主張したいのは「カラフル柔道着」です。

 柔道着のカラフル化を主張する理由は、

 第一に、先ず規制有りきで、少しずつ緩和するのではなく、先ず自由を出発点として正
当な必要性から仕方なく規制する、と言うのがものの道理だと考えるからです(これは、
中央官庁の諸規制にも通じると思います)。
 第二に、スポーツとしての柔道の一層の繁栄のためには、これからの柔道界を担う少年
や若者にもっと魅力あるスポーツであるべきと考えるからです。

 第二の理由は、世俗に迎合する(柔道精神に反する)とか、カラフル柔道着が何故少年
や若者にとって魅力あるのか、等反論があるかと思います。
 それ以前に、これまで語り尽くされた反対意見も当然投げ掛けられると思います。

以下に、それらの意見に対する私なりの反論を書きます。

*先ず、カラー柔道着を始めゆユニフォーム化が柔道精神に反すると言う反論に対して:
  神聖さだけが柔道精神では有りません。「柔」の歌にも有ります様に、勝つことに
  執着することも古来より柔道精神では潔しとはしません。なのに、オリンピック
  を始め国際大会での成績に対し、何であんなに拘るのでしょうか。私なりに考えて
  みるに、日本人の心からも古来の武道としての柔道精神は失われて来たのだと
  思います。あるいは、武道としての柔道と競技(スポーツ)としての柔道を別の物
  と見ているのだと思います。ここで問題としているのは、スポーツとしての柔道
  だと思いますので、必要以上に柔道精神に囚われることはないと思います。
  練習において大切なのはある人達にとっては(我々の柔道会もそうですが)武道
  としての柔道精神かも知れませんが、試合において大切なのはルール(ルールの中
  にも武道としての柔道精神が一部入っていますが)なのです。

*選手の判別性はどうなんだと言う問いに対して:
  デザインが一種類しか無いとすれば、組み合わせによっては、判別しずらいと思い
  ます。では、野球やサッカーではどうしているのでしょう。ご存じの通り2種類の
  デザインが有ります。ホーム用とビジター用です。厳密には知りませんが、それぞれ
  濃い色と薄い色になっていて、紛らわしいデザインが組み合わさることが無いよう
  に工夫されている様です。柔道着も、例えば青を基調としたものと赤を基調とした
  ものの2種類を準備することとすれば良いと思います。

*費用が掛かり過ぎるのではとの問いに対して:
  確かに、カラー柔道着と同じく2着用意しなければならないので費用は嵩むと思い
  ます。そこで、2種類持たなければならないのはズボンだけ、とすれば比較的安くす
  むと思います。
  また、カラフル柔道着にすると単価が高くなるだろうと言った批判も有るだろうと
  思います。確かにデザインを凝れば、高くなるでしょう。ただし、白の柔道着を
  禁止している訳では無いので、従来どうり白の柔道着を着ることは何の差し支えも
  有りません。無地の色地でもかまいません。あるいは、スポンサーを付けてCMを
  入れても良いとすれば好いと思います。
  ここで、問題としているのは国際大会等の大きな大会です。練習や小さな大会は
  これまで通りの柔道着でやればいいと思います。カラフル柔道着は飽くまで選手
  の晴れ着の様なものです。

*次に、柔道着のユニフォーム化が何故少年や若者にとって魅力あるのかと言う問いに対して:
  年齢に拘わらず、大会を見る観客の立場からすると、ゲームの内容が面白いことは
  もちろんですが、大会の雰囲気も魅力度の要素になると思います。ユニフォームが
  カラフルで有れば、当然見ていて楽しいと思います。特に、感受性の強い少年や
  若者にはその影響度は大きいと思います。全柔連もTV映りを気にして畳の色を
  検討しています。どちらも本質は同じだと思います。
  より多くの柔道ファンを増やすことが、柔道の選手層をより厚くし、武道としての
  柔道もスポーツとしての柔道も一層発展していくものと考えます。

 柔道着のデザインの自由化は、私も賛成です。カラー柔道着の話題を聞いたときから、
そう思っておりました。
 理由としてはまず、提案された青色のカラー柔道着が格好悪かったことがあります。
 見栄えの問題をいうのであれば、もっと格好良いものにすればいいのではないかと思い
ました。判別性についてはいうこと無いのですが、見分けがつけばいいと言うだけでは、
ファミコンのゲームのマリオとルイージの区別とあまり変わりません。ゲームの駒ではな
いのだから、もっとオリジナリティーあふれる、それぞれの美的センスを要求するような
改革にすればよいのではないかと言うことです。
 また、私は個人的に真っ白の柔道着が一番格好いいと思っているのですが、自由にする
ことで、常に真っ白の柔道着を着られる可能性が残ります。日本が白の柔道着にこだわる
のであれば、自由化のアイディアはカラー柔道着の提案に対する有効な対案になると思う
のです。
 つまり、自由化によって、
1)選手を区別するのが容易で、見ていてわかりやすい。(判別性)
2)見栄えもカラー柔道着よりよいものができる。(見栄え)
3)日本は白の柔道着を常に着続けることができる。(日本の白の柔道着へのこだわり)
と、3つのメリットをあげることができるのです。

 私も小学校のときですが、6年間柔道をやっていました。その立場からすれば、あの青い
柔道着の格好悪さは認められません。
 あの柔道着は柔道をますますマイナーなものへと押しやることになるでしょう。

国際的な発展のためにはテレビ放映などで外国人がわかりやすい。
現状の赤と白では段帯と間違えやすい。 柔道は日本のスポーツから世界のスポーツに変わろうとしている。
オリンピック種目として残るには世界中の人々が見てわかりやすくなければならないと思う。

 審判の人の気持ちがよくわかる。
 何故なら私はごく小さな大会(市内大会)でですが、審判が判定した技を表示する審判補助の係をしていました。
 こんな小規模の大会でも今どっちが技をかけたんだかがあいまいですと、大会の進行が妨げられます。(あれって帯が隠れてしまうとか、ゼッケンが見えなかったりすると冷や汗をかいてしまいます。)
 私は審判に何度も注意されてしまいました。勿論、会場の人にも白い目でみられてしまい・・・。もっと大規模な大会ですと、一瞬が見分けられなかっただけのミスが大きなトラブルに・・・。
 当たり前すぎる意見ですが、こんな私はせめて国際規模の大会では最低、採用してほしいです。
 白、にこだわるのは、伝統を重んじる日本人だけでしょうから。では、そういうことです。失礼しました。

 白が神聖だからとか、日本の文化だとかいう意見は、もっともらしく聞こえるが、重要なのは自分の内面です。
 色がどうであれ、柔道を通じて養われた肉体と精神を向上させるという目的が共通していれば外面はさほど重要ではないはずです。

 私自身は白の柔道着が好きだが、いまや世界の流れはマスメディアの発達もあり、当初の我々の理解していた範疇を既に超えてしまってます。
 日本が白に固執するなら、まずは世界大会で日本人の実力を発揮すること、及び柔道協会を通じた世界各国への柔道の普及・発展に心血を注ぎ、各国の理解を得ることことが必要です。
 そうでなくては説得力に欠けます。

 実力的にも、精神的にも柔道の神髄を理解してるのは我々日本人でなく、他国の人たちではないでしょうか?

 何事も見かけや先入観ではないのです。
 そして伝統・文化というものは、守っていくこととともに、創り上げていくということも忘れてはなりません。それが我々の仕事ではないでしょうか?
 未来の柔道の発展のためにも。

 国際試合にかぎって言えば、各国がナショナルカラーを決めて、ユニフォームのようにすれば良いと思います。
 もちろん日本のカラーは白です。その他のばあいは原則的に自由とし、あとは各国の事情にあわせて国内では好きにやっていただければいいのではないでしょうか。


               <反対>


理由@
 僕もむかし空手を習っていましたが、白い道着と言うのは気持ちの引き締まるものでした。
理由A
 カラー道着を採用することによってイメージが変わり、一般的な人気は出てくるかもしれません。
 しかし、本当に柔道が好きな人が、柔道から離れていってしまうことがあるのではないでしょうか。

 神聖な柔道精神に反すると思います。

審判をされている方々の意見ももっともなのですが、個人的にはやっぱり反対です。
理由は単純に白い道着が好きだから。
昔からこの道着に憧れてた私にはカラーなんて考えられません。

でも、審判がわかりやすいように、どこかにワンポイントで入れるのならいいかもしれないと思っています。

 柔道はぶんかだから。

 つい最近に始めたばかりなのですが、やはり柔道着は白がいいと思います。
 柔道を世界に普及させようというのはいいことだとは思いますが、だからといって道着をカラーにすることが何かに貢献することになるんでしょうか?
それよりは日本的(と勝手に思っているんですが)な白がいいと思います。
 世界に広く普及させる為に逆に伝統をなくす方に働きかけるというのは何か違うと思います。
 ちなみに私が柔道を始めたきっかけは道着と黒帯のスタイルにシンプルながらの格好よさに惚れたからです。

今まで慣れ親しんできたものはそのまま残しておきたい。
白い柔道着にうっすら浮かぶ汗や血を見ると、男のスポ−ツという感じがする。


            <どちらとも言えない>


私はどちらでもいいですが、日本の柔道協会の方が、反対であるならば、つらぬくべきです。
精神、伝統、すべて理由になります。
ヨーロッパ人がそれを否定するなら
ウインブルドンのテニスウエアーも
色付きを許可してみたらどうかと思います。 なぜ白しかいけないのでしょう。


●賛成・条件付きで賛成とお答えいただいた方に、お聞きします
 全面採用に賛成ですか?
はい       :3
いいえ      :3
どちらとも言えない:2

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